リンクブレイブ

愛らしい見目をした妖精…の姿をした元人形。大昔、それは名のある職人が自身の命を吹き込んで作った最高傑作――の筈だった。人形は己の意志を持った。己が意思で動く人形を人々は恐れ、罪と咎の「不祥」の人形として、海を越え、空を越え、数多の人間の血と怨嗟を浴びながらも存在し続け、時を越えて、世界を越えて、今。◆その時々の持ち主が望む性格を己の役として演じてきた。それ故演技には自信があり、またよく芝居めいた言い回しをする。こちらの世界では天真爛漫フリーダム娘を「今回の役」として装っているらしいが、嬉々として周囲を振り回している姿からこれが本性なのではと思わせる。真相は本人にしか分からない。可愛いは正義がモットー。可愛いものと舞台芸術を好み、可愛ければ敵すら許せるかもねと嗤う。羽こそ生えてるものの人形な為飛ぶ事は不可能。◆「入ります」という言葉と共に元の性格へと切り替わる。淡々と、ただ呪いの人形として。

【オーリャ→リジー・コースチャ】姉様（あねさま）・兄様（あにさま）と慕う。「可愛いは正義！だから姉様も兄様も好き！まぁボクには負けるけどねっ☆」との事。◆ワタシの罪が必要ならば、持っておユキなさイ。―――なーんてねっ☆不祥の人形を嬉々として手元に置いておくなんて、どうなっても知らないよぉ？

【通常】一人称：僕、ボク◆【不祥の人形】一人称：ワタシ。片仮名混じりの口調◆瞳：赤に近いオレンジ。暗闇等ではほぼ赤色に見える。球体関節等はなく体つきは人間と大差ない。「可愛いは正義！可愛いは許せる！」