リンクブレイブ

戦乱を生き抜いていた英雄。戦国期日本を思わせる異世界から、強い想念に引かれ現代世界へと舞い降りた。元はシノビめいて、暗殺や諜報を生業とする組織の構成員であった。ベニスズメの名は、その組織で与えられた名である。元の字面は【紅天蛾】であるが、相棒となったすずに『蛾って気持ち悪い』と悪気なく言われ『ベニスズメなら雀でしょう』とドヤ顔で言われ不本意ながら改名。強制的であった。記憶の喪失と共に現代世界は戸惑いの連続であるが、脅威の存在によって自己の存在意義を自覚、自分自身を維持している。すずが所謂『現代今風』の娘である為に扱いを困難とするが、異質な存在である自分の事を気にしなさ過ぎて、自然に共にいる状態になっている。生真面目な性格が脳天気なすずとの付き合いに支障を来たす事もしばしばだが、窮地を助けたのも何かの思し召しと、彼女を護る事を決意、すずもまた『異世界に在る紅天雀の存在を守る』と約束し合った。

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