リンクブレイブ

ぼさぼさの寝ぐせのついた黒髪に、翡翠色の双眸。顔色が悪く、ひょろ長い。長袍に白衣を纏っていて、顔にはマスクをしていて表情が読み取り辛い。 とある大陸系マフィア組織のお抱え医師だった男。何人もの命を救い、何人もの死を看取って来た。時には暗殺者として、薬と偽って毒を盛ったり、手術と偽って身体を切り刻んだ。男は毎日淡々と命と向き合って来た。いつしか男は感情無く命を奪い取るものとなってしまった。気が付いた時には、既に医師と言うには手は血に塗れ過ぎていた。其の時、男は感慨も無かった。精神は擦り果て、命を事務作業として扱う木偶になり果てた。生に価値を見出せなくなった男は、死すら超越した。そして、人外と呼ぶべきものになった。 誓約は「人の命に関わる事を共になす事」。人外となった今、男は再度人の命に関わる事を選んだ。心の底では命を持つ人間と言うものを尊敬しているのかもしれない。

微妙な距離感のある兄弟の様な間柄。互いに能力は認めるものの、性格の不一致が多々。見た目は大人しいが激情家の突っ走る弟（月比古）と、見た目通り淡々とした暴走を止める役目の兄（梅花）。

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